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賢くなったワイヤー

 今までの Protel の回路図エディタでは、配線のためのワイヤ(Wire)は少々見劣りするものでした。それもそのはず Advanced Schematic 1.0 以降、約10年の間ワイヤにはほとんど進化の形跡は見当たりません。しかしここにきてようやく進化し、だいぶ賢くなりました。

新しい Protel や CircuitStudio(Altium Designer)の回路図エディタでは、ワイヤの最適化が行われ、複数のセグメントによって繋ぎ合わされたワイヤが1本のワイヤに変換されます。

例えば、以前の Protel 回路図エディタでは、複数のセグメントで繋ぎ合わされたワイヤは、個々のセグメントがそのままの状態で回路上に残ります。ワイヤ全体を選択するとハンドルがいくつも表示されますので、これを見るとバラバラの状態であることがわかります。また、ワイヤが重なった部分ではそのセグメントの始点と終点の部分に意図しないジャンクションが発生します。

oldwire.jpg

一方、新しい Altium Designer の回路図エディタではワイヤの最適化が行われ、複数のセグメントは一本のワイヤに変換されます。また重なったワイヤも1本に変換されるため、不要なジャンクションは発生しません。

newwire.jpg

このように、ワイヤはずいぶんスマートに変身しましたが、便利な面ばかりではありません。例えばワイヤの一部を修正したい場合には、以前なら複数セグメントのうちのひとつを消去してその部分に新しいワイヤを書き加えるという修正方法が可能でした。しかし新しいツールでは1本のワイヤに変換されていますので一部を消去しようとしても、ワイヤの始点から終点まですべて消えてしまします。

そこで登場したのが、ワイヤの切断機能です。[ Edit ] - Brake Wire コマンドにより、配線の途中で部分的に切断することができます。これを使って修正箇所を切断することにより、部分的な修正が容易に行えます。

brakewire.jpg

この配線の最適化機能を解除して、従来と同じように複数のセグメントに分割されたワイヤを配置することもできます。しかし、この Brake Wire を使えば以前よりも自由の高い修正作業が可能になりますので、わざわざこの古い設定に戻す必要はないでしょう。

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