回路図エディタにシームレスに統合された Altium Designer の アナログ/デジタル混在回路シミュレータ
Altium Designer のアナログ/デジタル混在回路シミュレータは回路図エディタと完全に一体化された形で Altium Designer に組み込まれています。このため、シミュレータ専用のドキュメントウィンドウやメニューコマンドなどのユーザインタフェイスはなく、回路図エディタのユーザインタフェースに含まれているシミュレーションコマンドにより、シミュレータをコントロールします。
さらに波形表示機能もシームレスに統合されており、シミュレーションが終わると、その結果を示す波形が自動的に表示されます。また、シミュレーション用に特別な回路図を作成する必要はなく、基板設計用に作成されたた回路図に電圧源などのシミュレーション用部品を加えることにより、シユレーション用として使用することができます。
Altium Designer のアナログ/デジタル混在回路シミュレータは、XSpice 3f5互換のシミュレーションエンジン用いて、アナログとデジタル混在回路のシミュレーション行います。デジタルシミュレーションモデルは、高水準言語 Digital SimCode によって拡張されており、通常のイベントドリブン・モデルに加えディレイや入出力負荷、電源条件などのパラメータを取り扱うことができます。
また統合ライブラリに16,000以上のミュレーション部品用のパラメータを持つ部品が含まれていますので、ライブラリ作成の手間を省くことができます。 Altium Designer のアナログ/デジタル混在回路シミュレータでは、オペレーティングポイント、トランジェント、フーリエ、AC小信号、DCスィープ、ノイズ解析に加え、温度スィープ、モンテカルロ解析等の豊富な解析モードを備えています。
Altium Designer 混在回路シミュレータの解析モードとパラメータの設定
Altium Designer 混在回路シミュレータの特徴
- 回路図エディタとのシームレスな統合
- フレキシブルなスケーリングと数値の抽出が可能なシームレスに統合された波形表示機能
- 16,000個以上の SPICE 3f5 互換のシミュレーション可能なライブラリコンポーネント
- AC 小信号、トランジェント、 ノイズ、 DC トランスファーに加え、 スウィープ、モンテカルロ等の部品誤差や温度係数を考慮した、豊富な解析モード
Altium Designer 混在回路シミュレータの製品仕様
- 解析モード: オペレーティングポイント、 トランジェント、フーリエ、 AC 小信号、DC スウィープ (2 変数)、 ノイズ、 トランス
- ァーファンクション、 温度スウィープ (2 変数)、 パラメータスウィープ (2変数)、 モンテカルロ
- アナログモデル: SPICE 3f5 互換
- デジタルモデル:Digital SimCode (XSPICE 互換)
- AC スィープタイプ: Linear、 Decade、 Octave
- モンテカルロディストリビューション: Uniform、 Gaussian、 Worst Case